【鉄道・乗り物ファン必見】ロンドン交通博物館~その⑤~

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ポスターとリーフレット, 1940年

シェルターの規約リーフレットの裏面に掲載されたクロスワード。答えはリーフレット発行の2週間後にシェルターの掲示板に貼り出されました。

 

 

1940年11月からは番号付きの二段ベッドが設置され、終戦までに76駅に2万2千台以上が設置されました。

深層シェルターの設備は大幅に改善され、各シェルターには3段ベッドがずらりと並び、8千人を収容することができるようになりました。

 

 

 

 

 

使われなくなったダウン・ストリート駅を改築し、戦時中の防空司令本部として使用していました。

ダウン・ストリートは、地下22メートルで空襲の心配がないため、本部を設置する場所の条件にぴったりだったそうです。

オフィス、会議室、洗面所、トイレ、食堂、寮が完備されていました。ウィンストン・チャーチル首相も何度かここで食事と睡眠をとったそうです。

 

1940年11月、チャーチルはRECおよび内閣のメンバーとともに重役食堂で食事をしました。

配給品にもかかわらず、最高級の葉巻、キャビア、ビンテージシャンパン、ブランデーが振る舞われたそうです。

 

 

地下シェルターでの下水道システムの図

1942年以降、地下鉄駅・シェルター内のトイレ設備はどんどん充実していきます。

「ホッパー」が設置され、そこに便器が空けられるようになりました。ホッパーは密閉式のエジェクターに接続され、一定時間ごとに排泄物をパイプで下水へと流していました。

 

 

オルドウィッチ駅での避難民, 1940年10月9日

空襲がひどい時には、毎晩10万人以上の人々が地下鉄の駅に避難してきたそうです。

ホームや通路、電気が止まるとこのように線路にも避難していました。

 

 

地下シェルターが記された路線図, 1942年

大戦中は83もの地下シェルターがあったそうです。

 

 

地下鉄のシェルターへの避難は、チケット制でした。

 

 

 

1944年6月6日の夕刊

6月6日のノルマンディー上陸作戦の直後、ドイツは飛行爆弾を使ってロンドンへの新たな攻撃を開始。

7月上旬には、深刻な被害を出すことになり、ロンドン交通局が建設した深層シェルター5棟(収容人員4万人)が一般に開放されました。

 

 

今回その⑤記事はここまでです。

写真・紹介する展示物が多いため、また次回記事に続きます!

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