イギリス・ロンドン、高級住宅地リッチモンドにある、
園芸店・温室で、ガーデンアフタヌーンティーが楽しめる「Petersham nurseries(ピーターシャム・ナーサリーズ)」。
インスタ映えしそうな素敵な場所で、駐在員・駐在妻にも大人気のアフタヌーンティーです。
2023年に実際に行ってきました!料金・雰囲気・感想など、写真たっぷりでご紹介します。
リッチモンド
ロンドン南西部に位置するリッチモンド(Richmond)。
テムズ川に隣接する高級住宅地区で、ロンドン市内で最も貧困層が少ない地域です。
有名な観光名所としては、王立植物園のキューガーデン(Royal Botanic Gardens, Kew)、人気のピクニック スポットであるリッチモンド公園などがあります。
川沿い・丘の上にはレストランや伝統的なパブ・バーが多く、テムズ川を眺めながら料理やビールを楽しむ人たちで賑わっています。一番古いパブは1770年創業らしいです。
また、土曜日には”Heron Square”という場所でマーケットが開催されています。
シティオブロンドン中心地のアールズコート駅から地下鉄で23分ほどと、都心からのアクセスも悪くありません。
緑豊かな住宅街かと思いきや、多国籍企業の本社が集まっており、「ロンドンで成長しているテクノロジー産業の心臓部」とも言われています。
リッチモンド公園
ロンドンの王立公園の中で最大規模である「リッチモンド公園(Richmond Park)」。
955ヘクタール、東京ドーム約200個分もの広大な公園です。
自然保護区域に指定されており、公園内には200頭もの鹿がいるそうです。運が良ければ、歩き回るシカの群れを目にすることができるかもしれません。
「生まれたばかりの小鹿がいるかもしれないので草むらを歩くのは避けてください」という注意書き。鹿の繁殖はしっかり管理されているものではなく、わりと自然にまかせているのでしょうかね(*_*;
自然が多く、遊具もある公演。ファミリーで遊びに来ている人が多かったです。
【園芸店・ティールーム】Petersham nurseries(ピーターシャム・ナーサリーズ)
ロンドンっ子にはもちろん、ロンドンの駐在員にも人気の場所です。
毎年、暖かい季節になると、ロンドン駐在員のInstagramでこちらの写真が頻繁にアップされるのを見かけます(*’▽’)
Youtube動画でも紹介しています。よろしければ、ご視聴・チャンネル登録・いいね、お願いいたします(^^)/
入口が奥の方にあり、わかりにくいです。このマークを目印に。
都心から少し離れており、車通りも多くないため静かです。
駐車場がすぐに埋まってしまいました。車で向かう場合は、開店すぐ・午前中がおすすめです。
園芸店
ナーサリーと聞くと「保育園」という意味を思い浮かべてしまいますが、「苗木、園芸店」といった意味もあるようです。
舗装されていない道も多いため、歩きやすい靴で行くのがよいかもしれません。雨が降りそうな日は、泥んこになっても良い靴がおすすめです。
こちらのピーターシャム・ナーサリーズは、植物の種・苗木を販売する園芸店としてだけではなく、カフェ・ティーハウスも運営されています。
いろんな植物が並んでいます。
ハーブや観賞用植物、キッチンで育てられる食用野菜、果物まで幅広いです。
園芸に必要な道具も揃っています。
可愛い多肉植物
【ティールーム】アフタヌーンティー「Garden Afternoon Tea」
園芸店としてだけではなく、カフェ・ティーハウスも運営されています。同じ敷地内に、カフェ・ティーハウス・インテリアショップもあり、見て回るだけでも楽しめます。
やわらかな日が差す温室の中にカフェ・ティーハウスがあり、ロンドンの春・夏のお日様が降り注ぐ気持ち良い空間の中で、素敵なカフェ・ティータイムを楽しめます。
ロンドンの夏(7月)の最高気温は20℃前後。夏であっても温室の中はちょうど良い気温です。私(妻)は寒がりなので、長袖で過ごしました。
温室の内部は、たくさんの植物・花とアンティーク家具で素敵な雰囲気。
花と土ににおいと、紅茶の香りがします。目だけでなく鼻でも楽しませてくれます。座っているだけでも気持ちが良いです。
また、エアコンも完備されているため、少し気温が高い日でも暑すぎることなく温室内で過ごせそうでした。
アフタヌーンティー「Garden Afternoon Tea」は、完全予約制。
料金は45ポンド/人、席の時間は1時間45分でした。2日前以降のキャンセルは、キャンセル料30ポンド/人が発生します。
ベジタリアンメニューにも対応しているそうです。(予約時に伝える必要あり)
紅茶ではなく、1人1杯のアルコールドリンクを付けることもできます。料金は、プロセッコは55ポンド/人、シャンパンは60ポンド/人です。
ロンドンのアフタヌーンティーは、値段・内容ともに幅広いですね。
ロンドン市内の高級ホテルのアフタヌーンティーと比べると、その半分くらいの料金でしょうか。
五つ星ホテルのアフタヌーンティーは、以下の記事で紹介しています↓
気軽に楽しめる、庶民派アフタヌーンティーも↓
2人で30£(4,500円くらい)の、街中にあるカフェチェーン店の、気軽に楽しめるアフタヌーンティーを体験記
ルーズリーフ紅茶のメニューはこちら。1人1種類を選ぶことができます。
アフタヌーンティー「Garden Afternoon Tea」が到着。写真は2人用です。
本物のお花が刺さって登場した、華やかなアフタヌーンティー!花瓶と食器が一体となっています。
伝統的なアフタヌーンティーとは違った、新しい発想のアフタヌーンティーです。
ケーキ・ペイストリー。食用の花びらが散っていて可愛いです(*’▽’)
サンドイッチ・タルトなどの軽食
山羊のチーズ、ビーツと砂糖漬けクルミのタルト
マッシュルーム、パンチェッタ、セージのパフペーストリー(折りパイ)。イタリア料理のサルティンボッカに似たような味です。
コロネーションチキンとレタス(Baby Gem)のサンドイッチ
サバのパテ、大根とチャイブのパーネ・カラザウ添え。パーネ・カラザウはサルディーニャ島の伝統的なパンのことです。
塩レモンとアーティチョークのディップ、フォカッチャ乗せ。
バニラクリーム&レッドカラントメレンゲ。バニラの香りがよくきいたメレンゲ菓子です。
ルバーブのポレンタケーキ、リコッタクリーム添え
ルバーブは、イギリスではお馴染みのフキのような見た目の野菜で、ルバーブ味のジャムやヨーグルトもよく見かけます。
ポレンタケーキは、とうもろこし粉を使ったケーキのことです。
ブラッドオレンジチーズケーキ
オレンジの苦味と、チーズの甘味・風味の相性が良く、とっても美味しいチーズケーキです!
ケーキやサンドイッチを食べ進めると、しばらくしてアツアツのスコーンがやってきました。
バターミルクスコーン、レッドカラントジャムとクロテッドクリーム添え
ロンドンで体験できるアフタヌーンティーの中では、お値段は高すぎませんし、なにより植物・花を観賞できる温室の中で体験できるなんて、ロンドンの中でも他ではめったにない珍しいサービスです。
カフェ
綺麗な藤の花が天井に広がるこちらのカフェも大人気でした。
事前予約が必要なティールームとは違い、ウォークインで予約無しで直接来店して列に並ぶというスタイルのようです。入り口には大行列ができていました。
インテリアショップ
園芸のインテリアだけでなく、屋内用のインテリア商品が販売されているエリアもありました。
こちらの売り場も、温室の中にあります。自然光が差すと、同じインテリアでも見え方が変わってきますね。
アフタヌーンティーで使用されていた、花瓶とトレイが一緒になったガラス食器も販売されています。
お手洗いにあったハンドソープ。こちらもショップで買うことができました。ハーブ・花のとってもいい香りがします(*’▽’)
以上、リッチモンドの「Petersham nurseries(ピーターシャム・ナーサリーズ)」のアフタヌーンティー体験記でした!
イングリッシュガーデン・温室の中でアフタヌーンティーという、ロンドンのアフタヌーンティーの中でも、珍しい体験ができます。
そして、お値段もロンドンでの相場を考えると比較的お手頃価格でもあり、コスパも最高かと思います!
ロンドンで暮らしている方や、ロンドンを観光した際はぜひ行ってみてください。ここまで読んでいただきありがとうございました。
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