イギリス生活を送る駐在員がおすすめする、冬のシーズン(12~2月)の楽しみ方をまとめてみました。
クリスマスや年末年始、パンケーキ・デーなど、冬はたくさんのイベントや年間行事が行われます!
イギリス国内だけでなく、ヨーロッパ各国のイベントも合わせてご紹介します。
イギリスのクリスマスを楽しむ
ロンドンの街中や各地で、美しく豪華なイルミネーションが飾られます。
オックスフォードストリート、リージェントストリート、カーナビストリートのクリスマスデコレーションが美しく、見ごたえがあるものになっています。
イギリスは日本に比べると高緯度に位置しているため、11月から日照時間がぐっと短くなります。16時には外はもう真っ暗に。
暗闇に美しく輝くイルミネーションを、長い時間楽しむことができます。
クリスマスの時期は、ロンドン南西部にある王立植物園で世界遺産の「キュー・ガーデン(Royal Botanic Gardens, Kew)」も美しくライトアップされています。
老舗百貨店のデコレーションもおすすめです。こちらは、フォートナム&メイソン。
クリスマス商品専用の売り場フロアは、クリスマスツリーに飾るオーナメントでいっぱい!
各百貨店は数百~数千個もの種類を取り揃えて販売しています。
クリスマスプティング・ミンスパイなど、イギリスのクリスマスのお菓子もぜひ食べてみたいところ。
早いもので11月ごろから、スーパーに並び始めます。
その他にも、アドベントカレンダー、クリスマスハンパ―など…イギリスのクリスマスのおすすめの楽しみ方は、こちらのブログ記事で詳しく紹介しています↓
【遊園地】ウィンターワンダーランド
ハイドパークでは冬の風物詩であるウィンターワンダーランドが開催されます。
ジェットコースターや観覧車、メリーゴーランドなどのアトラクション。期間限定の遊園地のような感じです。子供が喜ぶものがたくさんあります。
他には、クリスマスマーケット、ビアホール、ホットワインなどの様々なフードの屋台がたくさん出店されています。子供だけでなく、大人も楽しむことができます。
大特価セール「ボクシングデー」
クリスマス当日の翌日12月26日は「ボクシングデー」と呼ばれます。
ボクシングデー以降のイギリスでは、1月中旬まで続く一年で最大の大特価セールが開催されます。
ハロッズやリバティなどの百貨店、各種アパレル高級ブランドも最大70%オフになっていたりします(;’∀’)
普段は手が出ないようなハロッズの茶葉も、この時は最大70%オフ!!
実際にセールで購入した商品は以下記事にて紹介しています↓
クリスマスマーケット
ホットドッグやドーナツなどの軽食、ファッジなどイギリス菓子などの屋台が出店します。
ホットワイン(マルドワイン)は、寒い日にぴったり。シナモンなどのスパイスがきいていて、体の中から温まります。
クリスマスマーケットは、「サウスバンク・センター(ロンドン)」、「エジンバラ(スコットランド)」、「チェスター」などで開催されているものが有名です。
国立美術館「ナショナル・ギャラリー」の正面入り口前にも、こじんまりとですがクリスマスマーケットが開催されていました。
また、イギリスだけでなく、他のヨーロッパの国のクリスマスマーケットを訪問するのも楽しいです。
こちらは、ドイツ・ベルリンのクリスマスマーケット。ロンドンとはまた違った雰囲気で、売っているものの違いを楽しんだり、良い思い出になりました。
グリューワイン(マルドワイン)、美味しいです!
ドイツのクリスマスマーケットでよく見かける、こちらの木造のプロペラがついた塔は「クリスマスピラミッド」と呼ばれるもの。
クリスマスツリーの原型になったと言われているそうです。
YouTube動画でも紹介していますので、よろしければご視聴・チャンネル登録をお願いいたします(*’▽’)
イギリスからヨーロッパ各国へは、欧州の格安航空会社こと「ライアンエアー(Ryanair)」をよく利用しています。
とにかく料金が安く、片道10ポンド(約1,800円)でヨーロッパ各国への便があります。
日本からヨーロッパへの旅費は数十万円しますが、イギリスからだと数千円ですみます。我が家も「イギリス生活のうちに、いろんな国へ遊びに行っていた方がお得だ!」という気持ちで、いろんなところへ遊びに行っています(^^)/
ライアンエアーのメリット・デメリットは、こちらの記事で詳しく紹介しています↓
しかし、格安航空といえど、クリスマスの時期の航空券はいつもより割高です(*_*)
航空券は早めの予約をおすすめします!
年越しカウントダウン
ロンドンでは、テムズ川沿いにある、大観覧車ロンドン・アイの付近で行われるカウントダウンが有名です。
0時ニューイヤーを迎えるビッグベンの時計と、打ち上げられる花火、電飾ドローンを見上げながら、ニューイヤーを祝うことができます。
毎年大人数の人で大混雑する年越し花火大会です。21時頃には観覧場所が人でいっぱいになり、入場できなくなるほど(*_*)
防寒、トイレ、スリなどの対策をしっかりしていくことをおすすめします。
「寒いのも、人が多いのも苦手なのよ」という方におすすめなのは、テムズ川クルーズ船で開催される年越しカウントダウンディナーやパーティーなど。
20時ごろから乗船し、暖かい船内でコース料理・シャンパンをゆっくり楽しみながら、花火を眺めることができます。
また、イギリスでのカウントダウンに飽きた場合は、ヨーロッパの他の国の年越しカウントダウンもおすすめです。
我が家も1年目はロンドンで過ごしましたが、翌年からはちょっと冒険して他の国へ年越し旅行をしてみました。
こちらは、フランス・パリの凱旋門の年越しカウントダウンの様子。
イギリスもフランスも、大混雑なことには変わりませんが(;’∀’)
日本から行くとなると旅費が何十倍もかかりますからね…駐在期間のうちにいろんなとこへ行ってみました!
年末年始、パリ旅行についてはこちらの記事で詳しく紹介しています↓
カウントダウンの様子は、Youtube動画でも紹介しています。
ディズニーランド・パリ
世界観光ランキング1位に輝くフランス。そのフランスの観光名所の中で、有名なルーブル美術館・エッフェル塔・凱旋門を抑えて、最も観光客が訪れる場所がディズニーランドパリなのだそうです。
12月ごろは、クリスマスシーズンならではの装飾とパレードが楽しめます。
眠れる森の美女の城に、映し出されたプロジェクションマッピング。とても幻想的なショーでした!
チケット料金、有料ファストパスの料金と利用してみての感想、クリスマスシーズンならではの装飾とパレード、ショー、アトラクションなど、
詳しい情報は以下の記事で紹介しています。
Youtube動画でも紹介しています。
【バレンタイン】ベルギーチョコレート
”ベルギーといえばチョコレート”となるほど、日本でもベルギーチョコレートは有名ですね。その品質の高さゆえ世界中でベルギーチョコレートが評価されています。
そんなベルギーへも、イギリスからであれば片道数千円以内で遊びに行くことができます。
王室御用達のチョコレートショップ巡りはいかがでしょうか?
ベルギー王国には「王室御用達」の認可制度があり、厳格な審査に基づいて決定しています。5年ごとにリストの見直しと更新が行われているそうです。
現在は、ガレー、 ゴディバ、ノイハウス、ヴィタメール、ピエール・マルコリーニ、ヴァンデンダー、レオニダス、マダム・ドリュックといった、
8つのブランドが「王室御用達」として認められています。
厳しい審査を経て合格した「王室御用達」のチョコレートや、日本未上陸のチョコレートメーカーなど…実際に店舗へ行って、購入して食べてみました。
各メーカー、店舗の様子、チョコレートを、以下の記事で紹介しています。
【世界三大カーニバル】仮面舞踏会「ヴェネチアカーニバル」
イタリアのヴェネツィアで年に一度開催される祭典であり、世界三大カーニバルの1つである「ベネチア・カーニバル(Carnevale di Venezia)」。
イタリア、水の都ベネチアで開催される美しいマスカレードで、美しい街中に、豪華な仮面(マスク)を付けた中世の貴族達が現れます。
毎年2~3月にかけての2週間の期間に開催されます。
キリスト教では「復活祭(イースター)に入る前の46日間は節制期間」とされてます。
その節制期間に入る前に、食べて飲んだりして楽しんでおくというのがカーニバルの始まりだそうです。そのため「カーニバルの最終日が復活祭の46日前になる」ようにカーニバルの時期が決められているとか。
こちらの記事で、歴史・街の様子・衣装レンタルなどを写真と共に紹介しています↓
イギリス・ロンドン~イタリア・ベネチア間も、格安航空便が運航しています。週末1泊2日でサクッと旅行することも可能!
ベネチア旅行記はこちらの記事で詳しく紹介しています↓
パンケーキ・デー
毎年2月ごろに開催される「パンケーキ・デー(Pancake Day)」。キリスト教にまつわる伝統行事であり、パンケーキを食べる日です。
キリスト教の復活祭前に行う40日の断食期間前、つまり四旬節の始まる前日に開催されます。パンケーキデーは、復活祭に連動するため毎年日付が変わります。
日本人がイメージするふわふわのパンケーキとは違い、イギリスのパンケーキは薄く焼いたクレープのような見た目です。
また、このパンケーキの日に英国中の町村で行われるのが、イングランドの祝祭伝統行事「パンケーキ・レース」。
文字通り、パンケーキが入ったフライパンを持って走るレースです。
この風習は、なんと15世紀から続く風習なのだそう。
この日は、信者たちは教会で礼拝するのが習わしなのですが、とある主婦がパンケーキを焼くのに忙しく、礼拝の時間を忘れていました。礼拝の時間に遅れそうになったその主婦が、パンケーキの入ったフライパンを持ち、エプロン姿のまま教会まで走ったというのがレースの起源だと言われています。
ミュージカル鑑賞・博物館巡り
寒い、冬のイギリス。寒くて外を歩き周るのが苦手な方には、暖かい室内で鑑賞できる「ミュージカル・博物館・美術館」がおすすめです。
ロンドンのウエストエンドは、世界的に有名なミュージカル・演劇の舞台。毎日、多くの劇場で上映されています。夜の部は19時開始と、気軽に仕事終わりに立ち寄ることもできます。
『オペラ座の怪人(The Phantom of the Opera)』
「ハー・マジェスティーズ・シアター(Her Majesty’s Theatre)」(※現、国王チャールズ3世に代わってからは、”His” Majesty’s Theatre)で、35年以上にわたって公演され続けている名作です。
劇場内・席の雰囲気、チケット料金などはこちらの記事で詳しく紹介しています↓
『レ・ミゼラブル(Les Misérables)』
数々の名曲と高い歌唱力で、世界中の人々を魅了するミュージカルです。ロンドンの歴史ある劇場「ソンドハイム劇場(Sondhaim Theatre)」で上演されています。
見どころ・チケット料金・劇場の様子など、こちらの記事で詳しく紹介しています↓
また、博物館・美術館巡りもおすすめです。
大英博物館、自然史博物館、V&A博物館、ナショナル・ギャラリーやテート・ブリテンなどの美術館など…ロンドンには世界的に有名な博物館・美術館がたくさん集まっています!
また、そのほとんどが、入場料無料!英国が学問・芸術に重点を置いているということがわかります。
東京だとちょっとした展示会にも入場チケットが必要ですよね(;’∀’)私自身、そういった博物館・美術館は少し敷居が高いイメージだったのですが…ロンドンでいろんな博物館へ気軽に遊びに行く経験をしたおかげか、帰国後はいろんな美術館へ足を運ぶようになりました。
こちらは、大英博物館の「ロゼッタ・ストーン」。
ロンドン自然史博物館の、シロナガスクジラの巨大な骨格標本
ロンドンの国立美術館「テート・ブリテン」にある、ミレーの『オフィーリア』。
あつまれどうぶつの森で見た「しずみゆくめいが」。見比べてみると、どう森の再現度の高さがよくわかります。贅沢な絵画鑑賞です。
以上、イギリス・ヨーロッパで、冬のシーズンに楽しめるイベント紹介でした。英国で生活されている方、旅行で遊びにいらっしゃる方のご参考になれば幸いです!
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