欧州で生活した駐在員が、実際に行ってみて良かったヨーロッパの国・街を、写真と共にご紹介します!
日本に帰国してからも、「人生で死ぬまでにあともう1回は行きたい!」「わざわざ日本からお金と時間をかけてでもまた訪れたい!」と思うようなヨーロッパ旅行先を、まとめてみました。
「観光・町並み」、「食べ物・グルメ」、「お酒」のテーマでご紹介します!
観光・街並み
有名観光名所、美しい街並みや景色が印象的だった国・街を紹介します。
【オーストリア】ウィーン
音楽と芸術の都、オーストリアのウィーン。
美しい街並み、オーケストラやオペラ座、栄華を極めたハプスブルク家の宮殿、カフェ文化など…観光名所がたくさんあります。
2001年に世界遺産に登録された「ウィーン旧市街」。直径約1㎞の範囲に広がっている旧市街には、ハプスブルク帝国の遺産が詰まっています。
ユーゲント・シュティール建築様式の華やかな建築や、文化遺産にも登録されているカフェ文化を楽しめる落ち着いたカフェなど、魅力たっぷりです。
街中には、ゆったりと走る観光馬車フィアカー(Fiaker)。リズミカルな蹄の音で、優雅に通り過ぎていきます。
シュテファン寺院や
国立オペラ座など
美しい建築物はもちろん、街中に落書きやゴミが少なく、比較的治安も良かったです。
ウィーン屈指の人気観光スポット「ウィーン・モーツァルト・オーケストラ」。
クラシックの巨匠モーツァルトが生まれた”音楽の都”であるウィーンで、豪華な歴史的衣装とかつらを着けて演奏されるオーケストラを楽しむこともできます。
ウィーン旅行記の記事では、見どころ、費用、ホテル、グルメなど詳しく紹介しています↓
【イタリア】ベネチア
イタリア、”水の都”ヴェネツィア。
水路と路地が入り組んだその美しい街並みは、世界遺産に登録されており、”アドリア海の真珠”と呼ばれる世界的に有名な観光地です。
迷路のように入り組んだ運河・橋・路地、街中を行き交うゴンドラや水上タクシーボート。
ベネチアに来たら是非体験してみたいゴンドラ。
ゴンドラに乗って、水上から世界遺産の街を散策すれば、忘れられない思い出になること間違いなしです。
リアルト橋や
サンマルコ広場など
ゴンドラクルーズ以外にも、見どころいっぱいの人気観光地です。
イタリアの中でも意外と治安が良く、タクシーも飲食店も変なぼったくりはありませんでした。
イタリア・ベネチア旅行記ブログ記事はこちら↓
おすすめ観光スポット・見どころ、名物料理・食べ物、ホテル、予算費用など、写真と共に紹介します。
【デンマーク】コペンハーゲン
北欧の国、デンマークの首都「コペンハーゲン」。
おしゃれでモダンな北欧デザイン、美しい古い街並みが共存する人気観光地です。
カラフルな建物が建ち並ぶ活気のある港町ニューハウン、クリスチャンスボー城(国会議事堂)、アンデルセンの「人魚姫の像」、世界で3番目に歴史のあるテーマパークであるチボリ公園などの観光名所があります。
デンマークの童話作家、アンデルセンの童話で有名な人魚姫像。
デンマークを代表する観光名所のひとつですが、シンガポールのマーライオン、ブリュッセルの小便小僧と共に「世界3大がっかり名所」としても有名です。
食器・陶磁器大好きな駐在妻さんにおすすめ!ロイヤルコペンハーゲンの本店とアウトレット。
本店には素敵なテーブルセットの展示、1895年より毎年欠かすことなく制作され続けているクリスマスイヤーの歴代作品などが展示されていました。
アウトレットでは、セカンド品を買うことができます。最大70%オフの商品もありました(^^♪
ロイヤルコペンハーゲン本店の様子、アウトレットで買ったもの・どれだけ安かったか、などはこちらの記事で詳しく紹介しています↓
【イタリア】ミラノ
ファッションの都、イタリア北部の都市「ミラノ」。
レオナルド・ダ・ヴィンチの著名な作品「最後の晩餐」があることでも有名です。
英語の見学ガイドツアーの内容、料金値段、予約、場所など、作者であるレオナルドダヴィンチについてなど…こちらの記事で詳しく紹介しています↓
ショッピングモールの先駆けとしても知られているアーケード「ガッレリア」。
プラダ本店もあるファッションの中心地で、東京ディズニーランドのワールドバザールはこのガッレリアをモデルと言われています。
ミラノ大聖堂やガッレリアなどの観光名所巡りだけでなく、ショッピングやレストランも楽しめます。観光客が多い観光地ですので、スリやひったくりにはご注意ください。
【イタリア】ベルガモ
イタリア、ロンバルディア州の中で最も美しい街と呼ばれている「ベルガモ(Bergamo)」。旧市街「チッタアルタ」が世界遺産に登録されています。
ミラノやローマ、ベネチアなどの王道のイタリア観光地と比べると、観光客がそこまで多くなく、ゆったり観光しやすいです。
ロマネスク様式の外観が美しい「サンタ・マリア・マッジョーレ教会(Basilica di Santa Maria Maggiore)」。
美味しい食べ物もいっぱいです。
有名な観光地、街歩き、郷土料理、レストラン、おすすめの絶景ホテルなど、料金も含めてこちらの記事で詳しく紹介しています↓
【フランス】パリ
フランスの首都、華の都パリ。ルーブル美術館・エッフェル塔・凱旋門などの観光名所だけでなく、カフェ・パン屋・美しい街並みも楽しめる魅力いっぱいの都市です。
クロワッサンをはじめとしたパンが美味しくてびっくりしました(*_*)わざわざ、パリに行って良かった!と思うほどです。
世界最大級の美術館である「ルーヴル美術館(Louvre Museum)」。
世界観光ランキング1位に輝くフランス。そのフランスの観光名所の中で、有名なルーブル美術館・エッフェル塔・凱旋門を抑えて、最も観光客が訪れる場所がディズニーランドパリなのだそうです。
観光名所、おすすめグルメ、費用など、写真と共にこちらの記事で詳しく紹介しています↓
Youtube動画でも紹介しています。よろしければ、ご視聴・チャンネル登録・いいね、お願いいたします!
【ギリシャ】アテネ
約3,400年の歴史がある世界最古の都市の1つ、ギリシャ・アテネ。
世界遺産であるアクロポリスやパルテノン神殿などの、古代遺跡・文化遺産が数多く残っている人気観光都市です。
アテネのアクロポリス博物館では、パルテノン神殿の彫刻群・石板などが展示されています。
レプリカが数多く展示されている理由は、かつてイギリスがアクロポリスから持ち去ったため。本物の多くは、現在はロンドンの大英博物館に展示されています。
大英博物館に行ったことがある方は、そちらと展示品の見比べもできてしまいます。
観光名所・見どころ・おすすめレストラン・眺めが良いホテル・おすすめの観光チケットなど…こちらの記事で詳しく紹介しています↓
教科書で見るような歴史的世界遺産の地に、実際に立つことができて感無量でした。
食べ物・グルメ
海外に比べると、安くて美味しい食べ物に溢れている日本。そんな国で暮らす日本人でさえ、「わざわざ行って食べてよかった!」と思える食べ物・グルメをご紹介します!
【イギリス】アフタヌーンティー
英国の喫茶習慣・貴族文化から生まれた「アフタヌーンティー」。紅茶と共に軽食やお菓子を食べる習慣です。日本でも「#ヌン活」として人気ですね。
英国でこのような喫茶習慣が流行った理由は
- 女性向けの社交の場として。
- 当時の英国貴族は夜の21時くらいまで劇・オペラ鑑賞するために夕食時間が遅くなることが多く、夕食までの腹ごしらえとして。
だと言われています。
英国では様々なタイプのアフタヌーンティーがあり、価格帯も幅広いです。(さすが階級社会…)
ドレスコードがあるような高級ホテルなどの優雅なティールームのアフタヌーンティーは50~75£(7,500~11,000円くらい)ほどします!
さらにシャンパンなどのオプションを付けると、さらに料金は高くなります。
高級ホテルのアフタヌーンティー↓
「不思議の国のアリス」をイメージした、可愛く英国らしいアフタヌーンティーなども
気軽なカフェ・ティールームでは、13~25£(2,000~4,000円くらい)と、お値打ちで楽しむことができます。
スコーンは外はサクサク、中はしっとりふわっと。素人ですが、日本のアフタヌーンティーで食べるスコーンとの違いがわかりました。使用している小麦粉?が違うようで、日本帰国のお土産として英国のスコーン専用小麦粉を買って帰る人もいるくらいです。
そして、特に違いを感じるのは、クロテッドクリーム!牛乳のうま味コクたっぷりのまろやかな口当たりで、これは日本であまり食べることができないなぁと思いました。ぜひ、本場のクロテッドクリームとスコーンを味わってみてください!
【スペイン】美食の街サンセバスチャンのバル文化
「世界一の美食の街」と呼ばれる、スペイン・サンセバスチャン。
ミシュラン星付きのレストランが数多く集まっており、なんと「人口当たりのミシュラン獲得店数が世界一」なのだそうです。
また、「バルの聖地」と言われており、ピンチョス・タパスといったいろんな種類の一品料理を楽しめるバル文化も魅力的です。いろんな料理を少しずつ楽しめる、というのが日本人の好みにぴったりなのか、日本人観光客が多い観光地です。
おススメのバルや名物料理、値段、ぼったくられないお店や、日本語メニューがあったり店員さんが日本語でフレンドリーに話しかけてくれるお店、賞をとったお店などetc.
こちらの記事で詳しく紹介しています↓
また、バスクチーズケーキ発祥のお店もあります。
食べるべき名物料理やお酒、ホテル、治安、空港からの交通など、こちらの記事で詳しく紹介しています↓
【イタリア】イタリア料理とデザート
イタリア旅行する前は、「わりと現地で食べたイタリア料理よりも、日本のイタリアンの店の料理の方が口に合うんじゃないかなー?」なんて思ってたのですが、現地のイタリア料理もしっかり美味しいです!
イカ墨パスタ発祥のベネチアや
カルボナーラ発祥のお店。
サルディーニャ島の料理や
チーズたっぷり、生地もっちもちのミラノピッツァ。
こちらのミラノピッツァのお店は、東京にも店舗がありますので気になる方はぜひ!
耳はフワフワ、薄い生地はもちもちのナポリピッツァ。
マリトッツォ、ジェラート、ティラミスなどのデザートもとっても美味しかったです。
【オーストリア】名物ザッハトルテ
オーストリアの銘菓・名物である「ザッハトルテ」。「皇妃エリザベートも愛した」と言われる、世界的に有名なチョコレートケーキです。
本場ウィーンにある「ホテルザッハー」のオリジナルザッハトルテを食べてきました。カフェの雰囲気、料金などを写真と共に紹介します!
お酒
我々お酒好き夫婦いちおし!「日本で飲むよりコスパ良い!」「日本じゃこんな経験できない!」というようなお酒に関わる旅先をご紹介します!
【イギリス】パブ文化・ビール
パブは、職場の人や常連さん達と、お酒を飲みながらおしゃべりを楽しむ場所です。
パブは正式には「public house」といい、もともとはビールを販売している市民のダイニングルーム、会員制のクラブではなく誰でも入ることができる場所を指しているようです。
繁華街、ビジネス街、住宅街という場所を問わず、パブはロンドンのどこにでもある印象です。
注文の仕方、ビールの種類、パブでの食事など、こちらの記事で詳しく紹介しています↓
たくさんの種類のビールを飲み比べできるお店や、
かつて銀行として使用していた建物を利用したという、おしゃれなパブも
在英中は、いろんなパブに遊びに行きました!ブログ記事で写真たっぷりで紹介していますので、よろしければご覧ください♪
【イギリス】ロンドン・ジン
イギリスのお酒と言えば「ビール」「ウイスキー、スコッチ」のイメージがありますが、実はジンも美味しいです!
ロンドン市内には、日本でも有名なジンメーカーや、新進気鋭のクラフトジン蒸留所がいくつかあります。
そちらでは蒸留所見学ツアー・テイスティングツアーなどが開催されており、ジンの歴史や製法を学びながらジンカクテルを楽しめます。ジンの作り手に、おすすめのジンカクテルのレシピを教えてもらったり、限定商品を購入したり、蒸留所訪問ならではの楽しみ方がたくさん。
各蒸留所見学ツアーの様子は、こちらの記事で詳しく紹介しています↓
【スペイン】バスク名産白ワイン「チャコリ」
スペイン・バスク地方名産の、微発泡白ワイン「チャコリ(Chacolí)」。
フレッシュな香り・味わいを楽しむワインであるため、生産から消費までのサイクルが早く、樽・瓶内で熟成させるようなワインではありません。
さらに、生産量は多くないため、そのほとんどが地元で消費されています。
バルで注文すると、高い位置からグラスに注いでくれます。これはエスカンシア(Escancia)と呼ばれるもので、魅せるパフォーマンスとしてだけでなく、空気を含ませて口当たりをよくしたり、泡を立たせるためだそうです。
ぜひ、現地の方に注いでもらった、チャコリ専用の平たいタンブラー型グラスで召し上がってみてください!
【フランス】ボルドーワイン
世界的なワイン生産地である、フランス・ボルドー。
”5大シャトー”がある、フランスでも最も広いブドウ栽培地域です。8,500を超えるシャトー(醸造所が付随したブドウ園を持つ生産者)が存在しています。
「良質なワインを手ごろに楽しめるように」と設立された、ボルドーワイン委員会CIVBが運営しているワインバー「Bar a Vin(バー・ア・ヴァン)」
ワイン委員会が営利を目的とせずに運営しているバーであるため、AOCワインをグラス一杯150ccで2ユーロからと、安く提供しています。
ワインリスト、お値段、サービスなど、以下の記事で詳しく紹介しています。よろしければご覧ください。
見どころ観光名所・世界遺産・ワイン・フォアグラなどのおすすめグルメ・ホテル・旅費など
こちらの記事で詳しく紹介しています↓
【スコットランド】スコッチウイスキー蒸留所巡り
スコットランド北部にある、ウイスキーの聖地ともいわれるスペイサイド(Speyside)地域。
マッカラン、ザ・グレンリベットなどのウイスキーの蒸留所巡りを楽しんできました!
日本では非売品のウイスキーや贅沢な樽出しウイスキーを飲ませてもらえたり、ウイスキー蒸留所見学で特別な体験をさせてもらえたり、造り手に話を聞きながら試飲させてもらえたり…
ウイスキー愛好家としてはたまらない良い経験をさせてもらえます!
『シングルモルトのロールスロイス』こと、マッカラン蒸留所では、美しい蒸留器を眺めながらウイスキーカクテルを楽しんだり、
樽からウイスキーをスポイトで取り出す体験をさせてもらい、さらにそのカスクストレングス(度数60%)を試飲させてもらえたり、
良い思い出ができました!
マッカランやグレンリベットなどを飲むたびに、この先何十年と夫婦で思い出話で盛り上がります(^^♪
電車とタクシーでの行き方、B&Bホテル宿泊の様子、蒸留所見学ツアー料金など、こちらの記事で詳しく紹介しています↓
【ドイツ】ビール(ケルン・デュッセルドルフ・ベルリン)
1,500以上のビール醸造所がある、ビール大国ドイツ。
同じドイツのビアホールといっても、そのスタイルは地域・醸造所ごとに多種多様です。
日本のオクトーバーフェストでもおなじみの、大きなジョッキで飲むところもあれば、
200mlグラスでキンキンに冷えた新鮮なビールが、わんこそばのような形式で空になったら次々と提供されるスタイルのお店も
濃い琥珀色の「アルトビール(ドイツ語: Altbier)」など、ドイツではいろんなスタイルのビールが楽しめます。
【ベルギー】多種多様なベルギービール
ビール大国のベルギーでは、およそ800種類以上ものビール銘柄があるそうです。
各ビール醸造所のビアバーや、街中のパブで多種多様なビールを楽しめます。
日本でおなじみのビールであるラガービールと違い、アルコール度数10%前後とアルコール度数が高いものもたくさん!チビチビと味わえる、冬場でも楽しめるビールがあるのも良いですね(^^♪
【ギリシャ】サントリーニ島ワイン
5,000年以上の長い歴史を持つギリシャのワイン。リゾート地サントリーニ島も、ギリシャのワイン生産地の1つです。
特にサントリーニ島の火山性の土壌は、ミネラルが豊富であるため、美味しいワイン・ぶどう作りに適しているそうです。
ワイナリーでは、ワインだけでなく料理も楽しめたり、さらにワイナリー見学ツアーも開催されています。
以上、行って良かったヨーロッパ旅行先の紹介記事でした!ヨーロッパ旅のご参考になれば幸いです。